◼️組写真のすすめ
・単写真は一つの視点で事象や心象を一枚完結で伝えるので、よい情景や瞬間を捉えて分かりやすく表現するのに適しています。
・一方の組写真は複数枚を組み合わせるので、タイポロジーや、前後の時間の関係性、そして物語性を強調できるようになり、幅広いコンセプトやテーマに取り組んで表現することができるようになります。
・ことばの単位は、単語、文節、段落、と順に大きくなります。写真の表現では単写真を「単語」に、組写真は「文」に例えることが多いですね。枚数が増えるごとに、文節、段落、となって、単写真にはない「どう組み合わせるか」構成力やバランス感覚を生かして、複雑なイメージ、より深い意味を伝える作品制作ができるようになります。
・個展や写真集が組写真の延長上にあると考えれば、組写真はその入り口、登竜門といえるかも知れません。