好きなものを写せばいいんですが 2024年10月8日
何年か前、夏の原宿に「スーパーよさこい」を写しに通いました。躍動する美人!を写し放題ですから楽しい時間でした。まあどこかで見たような写真しか撮れませんから、出来上がった写真を審査会に出しても成績は散々でした。イベントの写真は沢山のカメラマンが撮りつくしていますから、私のようなお気楽素人カメラマンが敵うわけがありません。成績が悪いから負け惜しみで言いますが、イベントの写真て撮らされている感がありません?単に私の目配りが足りないだけなんですがね。
子供が大きくなって家族写真から遠ざかると写真も趣味となるわけです。良い景色でも楽しい祭りでも撮りたいものを楽しく撮れば良いんです。ただ、審査会で後ろの方で選ばれたその手の写真を見せてもらっていると眠くなったりします(内緒です)。齢は取っても新しいものに気持ちだけでも挑戦したいですね。
撮影地:横浜市中区海岸通り 年寄り(私ですが)は綺麗なレストランやショップなどよりこんな風情のある飲み屋さんなんかを撮りたくなります。この渋い色、良いじゃないですか。クタビレた自分の姿が窓に写らないように気を付けながらね。
フィルム写真で遊んでいます 2024年9月27日
撮影地:藤沢市片瀬
F5, 50㎜F1.8、Fuji Premium400
たまにフィルムで写真を撮ります。単焦点レンズで撮影モードはP(プログラムオート)ですから面倒な設定は一切なしのお気楽撮影です。現像は写真屋さんに頼みますが、データ変換は自分でスキャンします。スキャンで徐々に絵が現れてくる、これが一番楽しい時間です。自分で決める幅が広いので自分のイメージを作りやすいです。ネガで写しますから実際の色とは違って写ります。いわゆるフィルム調の色です。この調子をどこまで残すか?そのあたりの加減が面白いんです。
フィルムだから何か偉い、そんなことは何もないんですが、なぜだか普通の景色が味わいのある写真になるような気がします。デジタルにはない気持ちの余裕、そんなものが楽しさの理由なんでしょうかね。
レンズやカメラの話ですが 2024年9月14日
「よく写るんですが、あまりにクセがなく面白みがないので手放しました」そんな評価をされるレンズがあります。収差やゴーストを徹底的に無くしていけばそんな言われ方をします。なんだかレンズの設計者が可哀想。一方でカメラの画像の作り方(エンジン)でも色んな評価があります。「このメーカーの色は現実に近くて地味だ」、「こちらは少し鮮やかに色が出過ぎる」などなど。確かにJPEGの撮って出しを見て綺麗に撮れているなと感じるカメラはあります。しかしそれは現実の色とは違っているかも知れません。多くのアマチュアは忠実な色で記録をすることを目標としているわけではないので、好きなカメラを使って楽しく写真が撮れているならそれで良いわけです。他人の評価は聞き流すのが平和に暮らしていく(笑)秘訣です。
優秀な成績で勉強を終え、会社で管理職だったりした人を見ると近くには行きたくない気分になります。まあ貧乏人で劣等生(自分のことですが)としては敬して同ぜずですかね。苦手があったり不完全なところがあるのが人間としては面白いかなと感じます。写真には撮った人の人間性が現れると言われます。今度の写真展では見てくれる人たちの後ろで黙ってコメントを聞くのを楽しみにしたいと思っています。
12月の写真展には横須賀の街の現在の表情を紹介したいと準備しています。