新しいものがあるか?
文学の新人賞を選ぶ際に求められているのは「他の誰とも異なる、新しい、ひとりの作家」だと作家の高橋源一郎さんが岩波新書「ラジオの、光と闇」のなかで書いていました。これって文学に限らない話だと思いました。私
新しいものがあるか?
文学の新人賞を選ぶ際に求められているのは「他の誰とも異なる、新しい、ひとりの作家」だと作家の高橋源一郎さんが岩波新書「ラジオの、光と闇」のなかで書いていました。これって文学に限らない話だと思いました。私は写真のことを思い浮かべました。
誰かが写したような写真は撮りたくない。これは私が大事にしている写真への向き合い方です。だから風景・ネイチャー物にはあまり縁がありません。長い歴史のある写真ですから新しい表現はなかなか出てきません。それに知らない場所で既に出ているかもしれません。せめて自分のなかでは新しい表現にこだわりたいと思っています。
ラジオが好きでいつも傍にあります。最近よく聞くのがNHKR1でやっている高橋源一郎の「飛ぶ教室」です。オープニングメッセージが特に良いですね。自分の知らない世界をいつも聞かせてくれます。心に残ります。上のメッセージはそこで話されたものを本に収めたものです。

写真は横須賀のドブ板通り近くで撮りました。これが新しいかどうかは何ともいえないところが苦しいのですが(汗、汗)。