■うまい写真≠良い写真

撮影地:横須賀市博物館

経済的に余裕のある人から、私のような日銭稼ぎ職人への払いで嫌な言い方をされる時があります。脇にあるのはドイツの高級車だったりします。仕事のなかで、某省官僚から温かみの感じられない扱いをされた時もあります。人の情けもわからないひと。

上の写真は昔の漁師さんが仕事や家で身に着けていた作業着のようなものです。木綿の糸で刺し子のように補強してあります。私にはとても美しく尊いものに見えます。縫った人の気持ちが入っています。プライスレス。

上のような状況は、いつまで経っても答えの出ない疑問、「どんな写真を撮りたい?」をぼんやり考えているときに思い出すことです。いつも在り来たりな結論になってしまいますが、「うまい写真でなくても良い」、「写したいと思った気持ちを表せ」です。

あまりにも立派な写真やひとには気持ちが動かない自分です。
山本寿一

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